2015年12月14日月曜日

Xperia Z5 アンバサダーミーティング 開発者トーク (1) ― Z5デザインコンセプト

デザイナーのクボタさん

Z5で目指したもの
Zシリーズのメタルフレームとガラスの質感を継続しつつ、保ったまま新しいデザインの要素。
「人に寄り添うデザイン」の実現。
製品の美しさはもちろん、生活シーンに溶け込むもの。携帯と身の回りのアイテムとの相性を重視。

携帯は生活の必需品。便利アイテムとして使っている人のアイデンティティを際立たせる。
たとえるなら白いシャツ。世の中にありふれているけど仕立てが大事。
仕立て次第で着ている人が心地よく感じる。
携帯もそうあるべき。
シンプルだけど使っていてユーザーが心地よい。
使い勝手も含めて、デザインも手に持った時のさわり心地などを重視。

Zシリーズで使っているガラスに新要素として Z5ではフロストガラス(すりガラス)の質感を足すことで、新しい手触り、色味を生み出す。
メタルフレームにレーザーエッチングで XPERIA ロゴを加え、よりメタルな質感を際立たせる処理。

Zシリーズで継承している携帯を持っただけでアンロックできる電源ボタン― Z4までは丸ボタン―に、Z5では新たに指紋センサーを加えることで、握っただけでアンロックできるより自然な使い勝手を実現しようとした。

カラーリングは4色展開。フロストガラスの質感を際立たせる。
角度によって色が変わる、手触り、指紋汚れも気にせず使える。
触って使って良さがわかるデザイン。

ホワイト
一番フロストガラスを引き立てる色。フロストガラスならではの奥行き感。

あえて真っ黒にせず、フロストガラスならでは良さを出せる明るめのトーン。
身の回りに本当に真っ黒なものはあまりなく、実際にはグレーのようなものが多いものなので人に寄り添うという意味で。

ゴールド
フロスト越しに見える黄色が角度によって色が変わる。

グリーン
ファッションだったりインテリアでトレンド。中間色なのでユーザーとして安心して買える。
身の回りのものと組み合わせてもすごく相性が良い。


Compact
基本コンセプトは一緒だが、より若い人向けのポップでフレッシュな色を選んだ。

Premium
世界初の 4Kディスプレイだったり、世界最速のAFなどソニーの技術の結集的プロダクト。
ハイエンドにふさわしいデザイン。

ガラスならではのクローム…鏡のような質感。プラスチックでは決して実現できない。
ちょっとでも歪みがあるとすぐにわかってしまう。ガラスならではの表現。

2色展開

クローム
鏡のような質感。

ブラック
表面に蒸着処理、反射させたとき表面により深い色が生まれるような処理。

// 以下は司会?の方の説明から

白と黒だけはXperia初代から必ずあるが、同じ白は一つもない。
横に並べて初めて分かる。モデルごとにコンセプトがある。

フロストガラス
削りすぎると強度が落ちる。さわり心地などをうまく表現できるところを探る。
人間が手で持つものだから指紋が付くのは当たり前だが、何かしらの成分が表面に付く。
削ると凹凸ができるが、溝にゴミが溜まって拭き取れなくなるのはまずい。
手触りが良くて、汚れを拭き取れるぎりぎりの線の質感を探った。

指紋センサーまわり
ラウンドしている部分をCNCマシンで一つづつ削りだす。
専用工具を作って、直線部分と曲線部分を速度変えながら加工。

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