2017年11月23日木曜日

TA03型ジャイロキャノピーのエンジンオイル交換

(次回の作業のための自分用メモです。この記事を参考に作業される場合は自己の責任において実施ください)

2014年 7月の納車整備以来、3年4か月。
一度もオイル交換していないことに気づいてしまったので、初めてのオイル交換を実施することにしました。

取扱説明書によれば、交換周期は 6,000kmまたは 1年ごと。
走行距離は半分程度ですが、時間的にはとっくに交換してもいい時期です。

まずは必要なものの手配から

オイルについて、取扱説明書には純正なら ウルトラE1 という銘柄。相当品なら
  • JASO T903規格: MB
  • SAE規格: 10W-30 (夏季は 10W-40)
  • API分類: SG, SH, SJ, SL級相当
これらすべてを満たすものを選ぶように書いてあります。 ホームセンターのオイルコーナーへ行って探してみました。
お買い得なのはPB商品の 4L缶なんですが、8回分に相当するので使いかけを長期間残すのは問題があるので、次に小さいサイズはこれしかなく純正のULTRA E1 1L缶を選ぶことになりました。

オイル交換時に使用する量は 0.49Lなので、量を測れるようにオイルジョッキも買いました。

廃油処理箱は買ってこないで、家にあったゴミから自分で作ります。
段ボール箱にビニール袋を入れ、吸着材としてウェス(古体操着 3着)を入れただけですが、市販の処理箱に入っている吸着材は古着を反毛処理したものなので実質同じものですね。


エンジンカバー、リアフェンダーの取り外し

原付の中でもメンテしづらいことで知られているジャイロキャノピー。
オイル交換でもまずエンジンカバー、リアフェンダの取り外しからスタートです。

取扱説明書 69ページより

エンジンカバー (ボルトA)
リアフェンダ (ボルトB)
リアフェンダ (ボルトC)
ボルトA, Cは 10mm、ボルトBは 12mm のソケットが適合します。

リアフェンダ外す時、左後輪前側のボルト部分にリアフェンダプレートが共締めされているので紛失しないように注意しましょう。

油量確認

念のため交換前の状態を確認しておきます。
エンジンを3~5分アイドリング、エンジン停止して2~3分後にオイルゲージの確認をします。

ウェスで拭き取り
ねじ込まないで差し込んで
シマシマの範囲にあれば適正
3年放置したわりにしっかり上限まであるじゃんとか思っていたんですが、うっかりジャッキで手前側に傾けた状態で測ってしまったので、全然参考にならない状態でした。
(多いほうに振れています)

古いオイルの排出

廃油箱の用意
高さを稼ぐためのジャンプ

ドレンボルトは奥まった場所の深い位置にあるので工具を選びます。
手持ちのレンチは大きすぎて入らなかったので、セットのソケットだけ使ってソケットハンドルは短めのをアダプタとセットで買ってきました。
見にくいですがドレンボルトは、ソケットの先端が当たっている位置ではなく、その左側にあるボルトがそれです。

ドレンボルトを緩める前にオイルゲージを締めておいた方が手を汚しにくいかもしれません。
ソケットは 17mm を使用
ちょっと時間かかります

排出が止まったらドレンボルトを元通り締めます。
緩んで漏れてくるようではまずいですが、締めすぎるのも良くないです。

新しいオイルの注入

缶から直接だと量がわかりにくいので、オイルジョッキに 0.5L分移してから入れます。
0.5L計測
新しいオイルの色
オイルゲージの場所が注入口


オイルゲージの上限位置まで入ったことを確認します。

作業完了

オイルゲージを戻し、リアフェンダー、エンジンカバーを元通り固定して作業完了。
オイルジョッキは次回…はいらないかな、次々回?にまた使うので、ほこりの入らないように袋にでも入れてしまっておきます。残りのオイルは冷暗所に格納。

ジャイロキャノピーのオイル交換は初めて(自動車は経験あり)でしたが、先人の知恵(あちこちのBlogとか)を参考にして特に戸惑わず作業できました。
道具をそろえるのに、ボルトのサイズとか意外とどこにも書いてなかったので、この記事内には書いておきました。
なお、この車は2011年式ですので、年式により多少の仕様変更はあるかもしれません。



まっくろくろですね。


漏れ確認。大丈夫そうだけど、後で袋は二重にしときました。
吸収量は十分足りてる。吸わせきるのに厚手のシャツ二着以上は必要かな。

廃油処理箱の処理は、お住まいのごみ処理の方法に沿って処分してください。