2016年5月23日月曜日

ロボホン 誰もが欲しいってものじゃないけど、誰も欲しくないものじゃない

GW中にありました、ロボホン特別セミナー in NAGOYA に参加してきました。
なかなかいいお値段しますので、買う気あるかって聞かれたら無いと即答するところではありますが、ガジェット好きとしてはどんなものかは興味ありましたので。


ほぼ通勤経路どおりの電車で栄へ。会場はXperiaアンバサダーミーティングで行ったことある場所なので迷わず会場入り。受付でトランプのカードを引いたら、ロボホンのキャリングケースが当たりました。この日の参加人数はわずか 5人。会場にいる係りの人と同じ人数しかいない。賞品のケースは、脇に山積みしてあったので、いっそ全員に配ればいいのにと思わないでもなかったり。

まず開発の人が前で操作して見せたりして、コンセプトとか商品展開とか説明した後、各机でおさわりタイム。

モノ的には面白いとは思うけど、完成度は後二三歩足りない印象があるかな。できることもそれほど多いわけでもない(発売後順次追加されるらしいが)
ボディの前側はかわいいけど、後ろ側はフラットでもう少しがんばって欲しい気も。採用されている液晶画面も暗く荒くで、値段の割にはとか、液晶のシャープでしょ? とか思ってしまいました。

ロボホンを使うっていう時にユーザーインタフェース的に音声で完結できず、随所で結局背面液晶からタッチ入力せざるを得ない場面がいくつか見られるのも残念だな。ここで無理しても「ふるまうすおぺれーしょん」(X68000でUIの練りこみの悪いソフトが揶揄された話)みたいなことになるだけかもしれないけれど。

現時点では余程の物好きか、ロボットデザイナー氏の熱烈なファンか、独り暮らしの寂しいお年寄り向けという狭い狭い需要層向けになりそう。
けれどペッパーはサイズ的にも足のつくり的にも、窓口案内に注視しているように思えるので、一般家庭にはてんで向かず、お年寄り向けという点ではロボホンのほうが遥かに向いていそうに思いました。

ロボット系で重要なのは、生き物を模している以上いかに愛されるかという点だと思います。
一旦惚れられれば細かな粗はフィルタかかってしまうので、惚れさせるという点では微妙な仕草一つひとつが重要になってくるので、その辺を頑張ってほしいかな。

現時点ではハードルが高すぎる実用性よりも、むしろ自動で動くお人形/アイボ的もの方面としての作りこみが商品の成否を分ける様な気がするのです。

写真なんかはまた後日。